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2011/11/10 (Thu) 10:51
直してからずいぶん日がたってしまいましたが,覚えているうちにまとめときます.

に,同シリーズ機の818-3を直したので基本は一緒!!

と思ってたのですが,回路を追いかけてみると,電圧設定部分の抵抗がすべて焼けていました.
回路は,出力用の70V1A電源と,制御用の12Vフローティング電源で構成されており,
出力電源-5Vのところに12Vフローティング電源のマイナス側が固定されていました.(たしか)

電圧設定抵抗はこのフローティング電源のプラスと,出力電源のマイナスの間に直列接続されており,
ボリュームを最小に設定した状態で,もし出力電圧が70Vになってしまったら,周辺の抵抗が焼ける構造でした.
が,そんなことは起こらない…はずなんですが,起きてました.

818-3を参考に焼けた抵抗を交換して,とりあえず電源を入れてみると,CCとCVを行ったり来たり,高速で切り替わってしまい,どうしようもない状態に.そして抵抗があっという間に熱くなっていく.
要するに,きちんと出力が制御できてないため,設定ボリュームと出力電圧がかみ合わなくなり,抵抗が燃えたようです.

で,回路を追いかけていった結果,フローティング電源の整流部分に入ってた電解コンデンサが完全にドライアップしており,容量がすっからかんになってました.
そのおかげで,制御部は電源ON/OFFを繰り返すことになり,まともな制御ができなくなっていました.

そこで,このコンデンサを交換したところ,一発で動作ok.電源用対リプル耐性の高いのつけときました.
ついでに何箇所かのコンデンサも交換し,ノイズもなく,安定して動くように.

しかし,ちょっと危険な設計ですよね.制御部に全く電源入ってなければ,動かないのでいいんですが,こんなふうにON/OFFされるのは想定外のようですね.
ただ,出力に分圧抵抗が必要ない構造になっており,とても参考になりました.
自作電源に採用したくなるけど,フローティング電源作るのめんどくさいなぁ,という感じで^^;

という事で備忘録兼ねての報告でした.

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