日々の活動記録や、暇つぶしなどなど
友人から
「スピーカもらうんだけど、アンプもってないから作ってくんない?」と依頼されたので作りました。
頼んできたのは、ものすごく音質を気にするって人間ではないので、アンプICを使って簡単に作ってみることにしました。
使ったのは秋月で一個200円のuPC2002。相当古いICですが、データシート上ではTHD+Nが0.05%とこの手のICにしては、なかなか優秀です。
uPC2002はアンプICというよりもバイアス回路付きのパワーオペアンプという感じの構成で、いろいろいじりがいがありそうで。
出力カップリングコンを入れたくないけど両電源化するのも面倒だったので片chに2個のuPC2002を使ってBTL動作するようにしてみました。
というか、ぐぐってたらほぼ同じ構成のICにLM383というICがあって、このデータシートにもろにBTL化した回路が載ってたのでちょっとだけ訂正して使うことにしました。
秋月でもらったuPC2002のデータシートにもBTL動作させている例が載っていますが、何故か出力カップリングコンがついているので却下です。
というわけで回路図です。
この回路考えた人は頭いいなぁと思いました。
まぁ実際に動作を考えてみればBTLになって当然なんですがね。
ちなみにこの回路で電圧増幅度は10倍×2で20倍になっているはずです。
R1とR4は1/2W以上である必要があります。ほかはたぶん1/4Wで問題ないと思います。
調整箇所は一箇所だけで、R9になります。
これが出力のDCオフセット調整になります。
ただし、DC調整は時定数がかなり大きいのでゆっくり時間をかけて行う必要があります。
LEDはVFが1.7V位の物が使い易いです。
注意するのはC8がLM383の回路とは正負が逆になっていることです。
これはuPC2002の入力バイアスが約0.7Vで出力オフセットが約5.8Vということに理由があります。
電圧増幅度がLM383の回路では100倍になっているのを10倍に落とした関係でR5とR4の中点電圧とuPC2002の入力電圧の関係が反転してしまったわけです。
ということで電圧増幅度を変更する場合には要注意な場所です。
一番確実なのはバイポーラコンデンサを使うことでしょうけど。
とくにC7の方はバイポーラコンデンサのほうがいいかもしれません。
実際に作った回路です。
放熱板は秋月の50円だか100円のをつけてます。一人暮らしの家で使うような音量で使う限りこれくらいの放熱板で全く問題ないですね。
ちなみに裏。
結構適当ですが、1点GNDを心がけました。
電源ラインの配線には半田吸い取り線からフラックスを除去したものを使っています。
uPC2002が発振してちっとも使えなかった、という記述をどっかで読んだような記憶があったのでここまで大げさにしましたが、そんなに気にしなくても良かったかもしれません。
今まさに動作テスト中ですが、この回路、激しいポップノイズがでます。なのでミュート回路は必須ですね…
適当になんかつけることにします。
音は良さそうな感じですよ。この手のICにしては。
「スピーカもらうんだけど、アンプもってないから作ってくんない?」と依頼されたので作りました。
頼んできたのは、ものすごく音質を気にするって人間ではないので、アンプICを使って簡単に作ってみることにしました。
使ったのは秋月で一個200円のuPC2002。相当古いICですが、データシート上ではTHD+Nが0.05%とこの手のICにしては、なかなか優秀です。
uPC2002はアンプICというよりもバイアス回路付きのパワーオペアンプという感じの構成で、いろいろいじりがいがありそうで。
出力カップリングコンを入れたくないけど両電源化するのも面倒だったので片chに2個のuPC2002を使ってBTL動作するようにしてみました。
というか、ぐぐってたらほぼ同じ構成のICにLM383というICがあって、このデータシートにもろにBTL化した回路が載ってたのでちょっとだけ訂正して使うことにしました。
秋月でもらったuPC2002のデータシートにもBTL動作させている例が載っていますが、何故か出力カップリングコンがついているので却下です。
というわけで回路図です。
この回路考えた人は頭いいなぁと思いました。
まぁ実際に動作を考えてみればBTLになって当然なんですがね。
ちなみにこの回路で電圧増幅度は10倍×2で20倍になっているはずです。
R1とR4は1/2W以上である必要があります。ほかはたぶん1/4Wで問題ないと思います。
調整箇所は一箇所だけで、R9になります。
これが出力のDCオフセット調整になります。
ただし、DC調整は時定数がかなり大きいのでゆっくり時間をかけて行う必要があります。
LEDはVFが1.7V位の物が使い易いです。
注意するのはC8がLM383の回路とは正負が逆になっていることです。
これはuPC2002の入力バイアスが約0.7Vで出力オフセットが約5.8Vということに理由があります。
電圧増幅度がLM383の回路では100倍になっているのを10倍に落とした関係でR5とR4の中点電圧とuPC2002の入力電圧の関係が反転してしまったわけです。
ということで電圧増幅度を変更する場合には要注意な場所です。
一番確実なのはバイポーラコンデンサを使うことでしょうけど。
とくにC7の方はバイポーラコンデンサのほうがいいかもしれません。
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