日々の活動記録や、暇つぶしなどなど
今日はInventorがようやく届きインストール開始。
DVD4枚組とか!
その時間を利用して先日のアンプを詰める。
以下電源電圧が±1.5Vの場合。
この前の回路図では定電流源を理想電源で置いてあったのが問題で、
実現方法に悩んでました。
一番簡単なのはCRDとかFETですが、なんせ電圧が0.6Vくらいしかないわけで。
CRDとかだと全く定電流動作点とはなりません。
そこでここにもカレントミラーを使用。その元になる定電流源としてはFETを使用。
この場合は、定電流源には1.8Vくらいかけられるので、だいぶ定電流動作に近い動作点になります。
具体的な話は回路図をみて…ということで。
ずいぶんトランジスタが増えましたね^^;
動作は…どこから説明したらいいんですかね爆
差動増幅回路とカレントミラーの集まりですから、基本回路ですね。
この回路で一番問題になるのは正側と負側でカレントミラーの段数が異なるので初段差動部分での電流値が異なることですね。
それも含めて中点電圧の調整が必要となります。その中点電圧を調整するのがR10です。
R25とR26は中点電圧を与えるボリュームの抵抗値を下げるための抵抗です。
R10はホントはもっと小さな値のほうがいいのですが、そんな抵抗値の半固定抵抗がないのでこうやって対処してます。
あと初段のバイアスを与えるのでR9とR23です。終段とのカレントミラー回路である関係で初段には結構なバイアス電流が流れているため、ベース電流にも通常の初段よりも電流が多く流れるため、ここの抵抗はあまり大きな値にできないのが問題です。
R23は負荷がつながっていれば問題ないのですが、負荷がつながっていない時に中点を安定させるために必要です。
最後に電源電圧ですが、±1.5(1.2)Vを想定しています。
この電圧だとカレントミラーの電流比が正確にならないのを見越して回路定数を組んでます。
電源電圧を±2.5V程度にできるならば、ほぼ正確な電流比となるはずで、終段のバイアスが500mA超えてしまいます爆
電源電圧を上げる場合にはR21を1Ωに、R1~R4を4.7Ω程度にすればいいんじゃないかと思いますが、試してないので何とも。
最後に、この回路、バイアスをたくさん流しまくる必要があるのが難点。
現在ブレッドボードで実験していますが、片chあたり70mA程度のバイアスがながすといい感じです。
終段が35mAくらいのバイアスになりますね。
大体安定性とかも確認できたんで、基板に組もうと思って配置考えました。
さすがにこの規模の回路だと今までのサイズに収めるのは無理ですね…
けどがんばって秋月のC基板には収まるサイズになりました。
明日には組み立てようかなぁ。
[追記]
とりあえず実験では±0.2Vの振幅としかとれないみたいorz
およよ。どこがボトルネックかな?
■さらに追記
最終的には上下対称型に落ち着きました
http://strv.blog.shinobi.jp/Entry/283/
DVD4枚組とか!
その時間を利用して先日のアンプを詰める。
以下電源電圧が±1.5Vの場合。
この前の回路図では定電流源を理想電源で置いてあったのが問題で、
実現方法に悩んでました。
一番簡単なのはCRDとかFETですが、なんせ電圧が0.6Vくらいしかないわけで。
CRDとかだと全く定電流動作点とはなりません。
そこでここにもカレントミラーを使用。その元になる定電流源としてはFETを使用。
この場合は、定電流源には1.8Vくらいかけられるので、だいぶ定電流動作に近い動作点になります。
具体的な話は回路図をみて…ということで。
ずいぶんトランジスタが増えましたね^^;
動作は…どこから説明したらいいんですかね爆
差動増幅回路とカレントミラーの集まりですから、基本回路ですね。
この回路で一番問題になるのは正側と負側でカレントミラーの段数が異なるので初段差動部分での電流値が異なることですね。
それも含めて中点電圧の調整が必要となります。その中点電圧を調整するのがR10です。
R25とR26は中点電圧を与えるボリュームの抵抗値を下げるための抵抗です。
R10はホントはもっと小さな値のほうがいいのですが、そんな抵抗値の半固定抵抗がないのでこうやって対処してます。
あと初段のバイアスを与えるのでR9とR23です。終段とのカレントミラー回路である関係で初段には結構なバイアス電流が流れているため、ベース電流にも通常の初段よりも電流が多く流れるため、ここの抵抗はあまり大きな値にできないのが問題です。
R23は負荷がつながっていれば問題ないのですが、負荷がつながっていない時に中点を安定させるために必要です。
最後に電源電圧ですが、±1.5(1.2)Vを想定しています。
この電圧だとカレントミラーの電流比が正確にならないのを見越して回路定数を組んでます。
電源電圧を±2.5V程度にできるならば、ほぼ正確な電流比となるはずで、終段のバイアスが500mA超えてしまいます爆
電源電圧を上げる場合にはR21を1Ωに、R1~R4を4.7Ω程度にすればいいんじゃないかと思いますが、試してないので何とも。
最後に、この回路、バイアスをたくさん流しまくる必要があるのが難点。
現在ブレッドボードで実験していますが、片chあたり70mA程度のバイアスがながすといい感じです。
終段が35mAくらいのバイアスになりますね。
大体安定性とかも確認できたんで、基板に組もうと思って配置考えました。
さすがにこの規模の回路だと今までのサイズに収めるのは無理ですね…
けどがんばって秋月のC基板には収まるサイズになりました。
明日には組み立てようかなぁ。
[追記]
とりあえず実験では±0.2Vの振幅としかとれないみたいorz
およよ。どこがボトルネックかな?
■さらに追記
最終的には上下対称型に落ち着きました
http://strv.blog.shinobi.jp/Entry/283/
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偶然ですが同じ発想です
ひょっとして5年前の記事にコメントするのはマナー違反でしたらごめんなさい。
Nabe氏のサイトから飛んできました。驚きました~ 自作のアンプと同じ構成の回路です。私の場合は、初段はFET差動ですけど、差動からカレントミラーで折り返してカレントミラーで合成というのは同じです。NiMH8個使ってフォノイコライザーを作りました。出力インピーダンスが高いのがイコライザーには好都合でした。歪は低かったですよ。(低い負荷は試していませんが)
驚いて嬉しくなったのでコメントさせて頂きました。
Nabe氏のサイトから飛んできました。驚きました~ 自作のアンプと同じ構成の回路です。私の場合は、初段はFET差動ですけど、差動からカレントミラーで折り返してカレントミラーで合成というのは同じです。NiMH8個使ってフォノイコライザーを作りました。出力インピーダンスが高いのがイコライザーには好都合でした。歪は低かったですよ。(低い負荷は試していませんが)
驚いて嬉しくなったのでコメントさせて頂きました。
Re:偶然ですが同じ発想です
放置してました^^;
共感していただけ嬉しいです。初段はFETにしたいとも思っていたんですが、HA10の場合は電源電圧の都合でトランジスタにせざるを得ませんでした…
未だに上下段の誤差問題が解決できていないので、なんとかしたいなぁとは思っているのですが…
低電圧で直接ヘッドホンがドライブできると、放熱の必要もないのが個人的に好きな理由だったりします。
共感していただけ嬉しいです。初段はFETにしたいとも思っていたんですが、HA10の場合は電源電圧の都合でトランジスタにせざるを得ませんでした…
未だに上下段の誤差問題が解決できていないので、なんとかしたいなぁとは思っているのですが…
低電圧で直接ヘッドホンがドライブできると、放熱の必要もないのが個人的に好きな理由だったりします。
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